学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2015年度 |
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タイトル | 大学入学者選抜方法による大学入学後の学び ―スポーツ推薦入学生に着目して― |
内容 | 近年、大学入学者選抜方法の多様化が著しいが、ここには18歳人口の減少と大学設置基準の緩和による大学数の増加を受け、大学が定員確保を図った背景がある。本稿では、学力検査が免除される推薦入試の中でも、とりわけスポーツ実績評価に基づくスポーツ推薦入試を利用した学生に焦点を当て、大学入学後の学修と部活動の実状を把握することで、スポーツ推薦入学生の特質や多様な学生を受け入れる大学側の課題を明らかにした。 大学における学修と部活動の相互性や、スポーツ推薦入学生へ向けた学修面での否定的な見方を実証的に明らかにすることを目的とし、インタビューを実施したところ、学修に意義を見出し、自ら課題解決を試みるといった学修に対する肯定的な姿勢を示す学生も多く見受けられた。スポーツ推薦入学生の経験や要望が明らかになると同時に、学部選択、英語の授業、公欠の考慮、そして学習支援の在り方に対する課題が見出された。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が10名、10000字が1名の計11名であった。 今年の学生たちは、比較的早期から課題を設定して課題に取り組んだといえる。また、当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けながら、課題に取り組み、アドバイスを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能したと評価できるだろう。ラーニング・コモンズを積極的に利用し、ラーニング・コモンズに常駐している教員からの学習指導を受けたことも、自立的に卒業論文に向き合えた要因となった。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。自主的な学修を行っていることは評価できるが、一方では、中途半端な状況で教員や大学院生およびラーニング・コモンズの教員への学習指導を受けにいっていることが課題として浮かびあがってきた。完全とはいえないながらも、ある程度自分で書き上げるあるいは推敲した原稿を提出して指導を受けるべきであろう。その意味で、今年の学生たちは中途半端な状態での指導を受ける頻度が例年に比べてかなり高かったことが残念であった。 |
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キーワード1 | 大学入学者選抜方法の多様化 |
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キーワード2 | 推薦入試 |
キーワード3 | スポーツ推薦 |
キーワード4 | 学習支援 |
キーワード5 |