学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2015年度 |
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タイトル | 剽窃に関する大学生の意識、知識、行動の研究 |
内容 | 近年、インターネットの発展に伴い、さまざまな情報を手軽に得られるようになった。しかし、ネット上の論文や他人の文章を自分の著作のものとして盗用する剽窃(ひょうせつ)行為が容易にできるようになった。剽窃行為は、研究者だけでなく大学生においても大きな社会問題になっている。先行研究の調査からは、ほとんどの大学生は剽窃に関する正しい知識や意識がないことが明らかになっている。そこで本研究では、剽窃の正しい知識や意識をもつ学生の特徴について検証を行った。 その結果、正しい剽窃の知識をもつ学生には「大学の授業内での学習経験がある」特徴があり、厳格な剽窃の意識をもつ学生には「剽窃検出ソフトは効果的であると考えている」ことと「剽窃は発覚するという認識がある」特徴があることが明らかになった。一方で、大学の授業では初年次以降、レポートの指導や剽窃に関して学ぶ機会が少ないという課題も見えてきた。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が10名、10000字が1名の計11名であった。 今年の学生たちは、比較的早期から課題を設定して課題に取り組んだといえる。また、当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けながら、課題に取り組み、アドバイスを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能したと評価できるだろう。ラーニング・コモンズを積極的に利用し、ラーニング・コモンズに常駐している教員からの学習指導を受けたことも、自立的に卒業論文に向き合えた要因となった。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。自主的な学修を行っていることは評価できるが、一方では、中途半端な状況で教員や大学院生およびラーニング・コモンズの教員への学習指導を受けにいっていることが課題として浮かびあがってきた。完全とはいえないながらも、ある程度自分で書き上げるあるいは推敲した原稿を提出して指導を受けるべきであろう。その意味で、今年の学生たちは中途半端な状態での指導を受ける頻度が例年に比べてかなり高かったことが残念であった。 |
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キーワード1 | 剽窃 |
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キーワード2 | コピペ |
キーワード3 | 初年次教育 |
キーワード4 | レポート |
キーワード5 | 論文 |