学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 藤本 昌代 | 年度 | 2022年度 |
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タイトル | 大学生の居場所 |
内容 | 2020年に流行した新型コロナウイルス感染症により、大学生は大学生活やサークル活動。アルバイトなど多くの面で影響を受けた。本稿では、新型コロナウイルス感染症の拡大以前の場所を1年近く失った大学生は、現在、どのような場所に居場所を求めているのかに焦点を当てた。大学生8人にインタビュー調査を行った。その結果、大学での居場所は授業や学習の場に対しては居場所を持たなかった。しかし、授業や大学生活を通じて得られた友人関係との繋がりに対して、「自分自身を取り戻せる」または「自分が認められている」という効果を得られるような居場所を持っていた。アルバイトの居場所は、アルバイト先での人間関係やアルバイトへの意欲と関連して、居場所感覚は異なった。被調査者の大学生が存在する場が居場所となる要因としては、場に求める目的や効果、心情、人間関係が関連することが考えられた。また本稿では、現実世界で場を共有していなくても、電話やSNSで繋がること、他者の存在を意識することによって場を共有する感覚を生み、居場所となることが明らかになった。 |
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講評 | 本稿はコロナ禍で「居場所」を失った大学生がどのような状態にあったのか、また、どこに居場所を感じているのかということを先行研究の枠組みを利用しながら、自身で聞き取り調査を行っている。コロナ禍の大学生のメンタリティと行動を捉えるタイムリーなテーマを選択できていることと、先行研究からの分析枠組みを利用できていたため、わかりやすく分析が進められている。また、物理的空間だけでなく、他者の存在を意識することが「居場所」という「場」になるという発見も行えている。 |
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キーワード1 | 居場所 |
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キーワード2 | 大学 |
キーワード3 | アルバイト |
キーワード4 | |
キーワード5 |