学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鵜飼 孝造 | 年度 | 2023年度 |
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タイトル | 2020年度大学入学生におけるコロナ禍のつながり |
内容 | 本論文は新型コロナウイルス感染症(以下コロナとする。)が大学生に与えた影響を明らかにしたものだ。まずコロナが社会や大学に及ぼした影響を時系列で述べ、学生生活に関する量的調査の先行研究で2020年度入学生が特に影響を受けていることを示し、さらに質的調査として7人の2020年度入学生にインタビューを実施した。 調査の結果、3つのことがわかった。1つ目はコロナ禍の学生生活に対する考え方だ。学生生活に求めるものの違いが意見の違いを生んでいた。2つ目は友達の作り方だ。Twitterやリモート授業のチャット機能といったオンラインを活用していることが特徴だが、友達関係を長続きさせるには対面での交流が不可欠だとわかった。3つ目は人とのつながりを意識するきっかけだ。コロナ禍に関係なくそれまで当たり前にあったつながりが希薄化した際に意識するようになるとわかった。また、2020年度入学生は人とのつながりを求めてそれまで「結束型」志向が強かった人も一時的にだが「橋渡し型」の行動をとっていたことが明らかになった。 |
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講評 | コロナ禍はオンライン授業など、特に2020年に入学した学生たちに大きな影響を及ぼした。ここでは、彼らがどのように状況に適応したかインタビュー調査を行ない、対面でつながる際にも、以前とは異なる「橋渡し型」が重要になったことを発見している。逆に本来は「自然にできた」友人関係からなかなか脱出できないことも明らかになり興味深かった。 |
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キーワード1 | 新型コロナウイルス感染症 |
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キーワード2 | 大学生 |
キーワード3 | 社会関係資本 |
キーワード4 | |
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