学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鵜飼 孝造 | 年度 | 2023年度 |
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タイトル | 日本とスペインの同性愛の意識差 |
内容 | 本稿は昨今のテーマである同性愛の意識差を日本とスペインの両国で比較し、テレビと教育が与える影響から分析した論文である。筆者はスペインに留学しており、同性愛に対する意識差やテレビの出演の仕方に日本との違いを感じた。例えば、お見合い番組には必ずと言っていいほど、ゲイとレズビアンのカップルが出演するし、2000年前半のドラマにおいても、同性愛カップルが登場する。このようなテレビが与える同性愛への影響をインタビュー調査から分析した。その結果、同性愛の持つステレオタイプは、両国においてさほど変わらないが、服装というポイントは違うとわかった。また、スペインでの同性愛は、日本よりオープンであるが、依然として差別、学校でのいじめは存在しており、両国とも同性愛が「普通」となる過程の途中である。しかし、年々改善されていることは明らかであり、今後の進歩に注視しなければならない。 |
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講評 | 同性愛は、宗教的に禁じられてきた面と、ポストモダニズムの中で許容されつつある面がある。著者の留学先のスペインでは、宗教的には禁じられてきたが、社会的には許容されつつある。しかし、ファッション面においては、日本と比べるとまだ制約が厳しそうだ。LGBTQのBTQについても比較を進めたら、さらに面白い知見が得られたかもしれない。 |
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キーワード1 | 同性愛 |
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キーワード2 | テレビドラマ |
キーワード3 | 教育 |
キーワード4 | ステレオタイプ |
キーワード5 |