卒業論文詳細

学科社会学科 ゼミ教員名小林 久高 年度2023年度
タイトルジャズ楽曲におけるメロディの歴史的変化
内容 本論文では、ジャズの歴史を大きくオールド・ジャズ、モダン・ジャズ、コンテンポラリー・ジャズの時代に分け、それぞれの時代の楽曲のメロディがどのように変化したかを分析し、共通点と差異を考察している。分析をするにあたり、まずはジャズの歴史の流れを確認したところ、ニューオリンズでジャズが誕生して以降、ビバップの誕生とフリージャズの誕生という大きな2つの出来事があった。ビバップによってハーモニーが飛躍的に複雑化し、その複雑化されたハーモニーを破壊するようにフリージャズが生まれた。このような歴史的変化を受けてなお、現代でも重要な曲の形式が「I Got Rhythm」という曲を元にしたリズム・チェンジという形式だった。この曲形式はジャズにおいて重要なコード進行が多く含まれており、多くのミュージシャンによって演奏された。そして、リズム・チェンジを用いた曲を時代ごとに分析すると、共通して時代ごとにメロディのモチーフ展開があることがわかった。一方で時代によって、スケールとコードの使い方が異なっていると結論づけた。
講評 ジャズの楽曲のメロディの歴史的変化について検討した論文。変化の原因についてより深い考察があればよかったと思う。
キーワード1 リズム・チェンジ
キーワード2 モチーフ
キーワード3 スケール
キーワード4 コード
キーワード5