学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 立木 茂雄 | 年度 | 2023年度 |
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タイトル | 大学生の生活満足度とその規定要因 |
内容 | 本研究では、幸福度・生活満足度に注目し、若者特に大学生の生活満足度とその規定に要因について、また「幸せ」の捉え方や価値観によって幸福度や生活満足度が異なることから、生活を取り巻く諸要因だけでなく、幸せに対する価値観について検討を行なった。 その結果、大学生の生活満足度を規定する要因として、経済的要因と周囲の人々との関係性が大きな影響を与えることが分かった。一方、学生の本分である「学業」の充足度と生活満足度において、目立った関連は見られなかった。 また、幸せに対する価値観においては、「精神的ゆとり」が生活満足度を判断する際に重視した項目として重視されていたものの、そのような感情の充足と生活満足度の間に有意な関連は見られなかった。その一方、「自己決定感」や「喜び感情」の充足と生活満足度の間には有意な関連が見られた。これらのことから、現在の若者は穏やかな日本的な価値観を持ちながらも、覚醒度が高く自己達成的な欧米的価値観も併せ持っていると考えた。 |
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講評 | 松田さんは、大学生の生活満足度を規定する要因に着目し、経済的余裕、アルバイト、学業の充実、家族・恋人・友人などの対人関係、サークルや選挙などの社会参加といった諸側面を網羅的かつ野心的に分析しました。分析の結果、現代の大学生にとっては、学業が充実していることよりも経済的にゆとりがあることのほうが生活の満足につながることを示唆する興味深い結果が明らかになりました。独立変数と従属変数の関係性をどのように仮説化するかを考えるのに苦労しましたが、いざ調査票が完成したら、同志社にいる学生にまさに「飛び込み営業」をかけて回答を依頼するなど、軽いフットワークでデータを集められました。 |
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キーワード1 | 大学生 |
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