学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	上野谷　加代子	年度	2008年度
タイトル	災害ボランティアセンターの役割と課題　―社会福祉協議会の地域福祉活動を通して―

内容	社会福祉協議会での実習で感じた、①社会福祉協議会の認知度の低さ②災害ボランティアセンターの重要性を背景として、社会福祉協議会と災害ボランティアセンターの関係について考察した。現在に至るまでボランティア数は増加しており、ボランティアに対する意識も高くなっている。これをふまえて災害ボランティアセンターの仕組み、体験談からの理解、災害支援の取り組みが進んでいる社会福祉協議会の理解から、「日常活動、日頃の関係性（ネットワーク）」が非常に重要であることを明らかにする。 ここまでの理解を通して、社会福祉協議会なくして災害ボランティアセンターは成立せず、日常の地域福祉活動から減災・防災への取り組みが重要であると考えられる。つまり、災害ボランティアセンターのアピールが社会福祉協議会のアピールにつながると考えられる。最後に、災害支援に対する取り組みにおける問題・課題についても考える。

講評	今年の学年の卒業論文は，「論文の書き方･特訓」の成果が現れたのか，おおむね全員が 形式,内容ともよいできだったと評価している。ただし,11月,12月の上旬は鬼のようになったが････。T・Aが親身になって，資料の収集,細部の修正まで指導の手伝いをしてくれたことも，良い結果に導いた。子ども･家庭問題，障害者問題，高齢者問題，心の問題,いずれの問題もアプローチは地域福祉視点での論文として作成することに，苦労していたようだ。 文献研究だけでなく実習やボランティア活動での体験，ヒアリング，調査などを盛り込み，社会福祉学科らしい論文であった。　中間報告会,卒論発表会など，（あとの飲み会含みで？）3回生,4回生合同での開催は有意義であった。

キーワード1	災害ボランティアセンター
キーワード2	社会福祉協議会
キーワード3	小地域福祉ネットワーク
キーワード4
キーワード5