卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名上野谷 加代子 年度2008年度
タイトルワークライフバランスについて ―日本人の勤労状態,変化する生き方,地域と企業の連携に着目する―
内容 現在の社会状況として,長時間労働が問題視され,身体的・精神的に疲労し,健康を損なっている.また,女性の社会進出によりかつては,男性が働き,女性が家事・育児という役割分担で家庭が築かれてきたが,夫婦ともに働くといった現状にこの役割分担という意識が当てはまっておらず,家事・育児や介護と仕事の両立が困難である.
 このような状況を踏まえ,私たちは今一度,仕事と生活について考える時期に立っている.1人が生きる人生が延びたとはいえ,時間は有限であり,仕事と生活に調和が取れ,充実したものにするには,個人の意識や社会の意識を見直し,自分たちのライフスタイルに合う意識に変換していく必要がある.
本論の目的は,ワークライフバランスという考え方を検証し,ソーシャルワークが今後どのように関わっていくべきかを明らかにすることである.その過程において,現在の労働状況と人々の価値観について検討することによって,ワークライフバランスを実現するためにソーシャルワーカーが関わる必要性を述べていく.
講評  今年の学年の卒業論文は,「論文の書き方・特訓」の成果が現れたのか,おおむね全員が
形式,内容ともよいできだったと評価している。ただし,11月,12月の上旬は鬼のようになったが・・・・。T・Aが親身になって,資料の収集,細部の修正まで指導の手伝いをしてくれたことも,良い結果に導いた。子ども・家庭問題,障害者問題,高齢者問題,心の問題,いずれの問題もアプローチは地域福祉視点での論文として作成することに,苦労していたようだ。
文献研究だけでなく実習やボランティア活動での体験,ヒアリング,調査などを盛り込み,社会福祉学科らしい論文であった。 中間報告会,卒論発表会など,(あとの飲み会含みで?)3回生,4回生合同での開催は有意義であった。
キーワード1 自分自身の生き方
キーワード2 長時間労働
キーワード3 心の豊かさ
キーワード4
キーワード5