学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 埋橋 孝文 | 年度 | 2008年度 |
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タイトル | 母子世帯にとって望ましい自立の実現を目指して -包摂に向けた自立の捉え直しと個別ケアのあり方- |
内容 | 母子世帯の低所得を始めとする生活困難に対する政策は、2002年の改革で児童扶養手当を中心とした所得保障に重点をおくものから、就労による自立を促進するものへと転換された。しかし、現行のような福祉政策縮小・労働政策拡大の支援施策では、母子世帯の抱える複合的な生活課題を解決することは極めて困難である。また、就労が自立へのただ一つの手段になり、自立の概念が一面化しかねないこの状況は、既に高い就業率にあるシングルマザーに更なる自助努力を要請し、母子世帯にとって望ましい自立の実現を阻む危険性がある。以上のような母子世帯を取り巻く現状に危機意識を持ったことから、本論文では、「母子世帯にとって望ましい自立」をキーワードとして、まず母子世帯の自立を困難にする要因を明らかにする。そして、自立概念の捉え直しと、母子世帯の支援機関へのヒアリング等を通して、個別的な対応を中心に据えた包摂的な支援体制の提言を試みる。 |
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講評 | 今回の08年度埋橋ゼミ卒業生のクラスは総勢20名という「大所帯」でした.そのため3年生のときは正直言って一人ひとりに十分目が届きませんでした.それを「挽回」すべく(?),4年生の4月から1回につき2人の卒論発表をインテンシブにやりました.そのときに発見したのですが,それらの発表には優秀なものが多数含まれていました.最終的な産物である卒業論文も全般的にレベルの高いものになりました.TA山村さんの助力も大きかったと思います.各人の卒論寸評については社会福祉学生委員会『同志社福祉研究』No.51(2009年3月発行)をご覧ください. |
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キーワード1 | 母子世帯 |
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キーワード2 | 自立観 |
キーワード3 | 個別ケア |
キーワード4 | |
キーワード5 |