学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 埋橋 孝文 | 年度 | 2008年度 |
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タイトル | 災害時要援護者への支援 ―地域の力に注目して― |
内容 | 近年発生している自然災害において、高齢者の犠牲が際立っている。高齢者をはじめとした災害時要援護者はいつの時代も存在していたはずであるが、その人達に対する地域の目が弱まっているのでこのような犠牲が次々と発生しているのではなかろうか。地域の助け合いの力が薄れた現代社会において、災害時要援護者に対する支援体制が問題となっている。 本論文では災害時要援護者への支援対策を進める第一歩として、「災害時要援護者名簿」という存在を軸に置き、その作成過程における地域のつながりの強化、住民意識の変化など災害時要援護者名簿の作成が地域にもたらす効果について考察した。また、個人情報保護が叫ばれる今、個人情報を構成源とする災害時要援護者名簿の作成には様々な障害が立ちはだかっている。その効用が国からも期待されている災害時要援護者名簿であるが、その作成は全国的にあまり進んでいない状況にあるので、情報を把握される側である住民の地域や災害時要援護者名簿に対しての考えも明らかにし、その原因を探った。 |
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講評 | 今回の08年度埋橋ゼミ卒業生のクラスは総勢20名という「大所帯」でした.そのため3年生のときは正直言って一人ひとりに十分目が届きませんでした.それを「挽回」すべく(?),4年生の4月から1回につき2人の卒論発表をインテンシブにやりました.そのときに発見したのですが,それらの発表には優秀なものが多数含まれていました.最終的な産物である卒業論文も全般的にレベルの高いものになりました.TA山村さんの助力も大きかったと思います.各人の卒論寸評については社会福祉学生委員会『同志社福祉研究』No.51(2009年3月発行)をご覧ください. |
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キーワード1 | 地域のつながり |
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キーワード2 | 災害時要援護者名簿 |
キーワード3 | 個人情報 |
キーワード4 | |
キーワード5 |