学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 黒木 保博 | 年度 | 2008年度 |
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タイトル | 日本の貧困に関する社会的責任と対策 |
内容 | 現在の貧困は物質的窮乏とそれに伴う教育,住居,医療などの疎外のような社会文化的排除を通した貧困の要因を特徴としている.日本の貧困層のワーキングプア,ホームレス,母子世帯など社会的に弱者の立場に位置している人々に対する社会的責任意識の変化が必要である.貧困は人権を総体的に剥奪する恐れがある.貧困な環境から育った人は適正な住居権の剥奪,医療利用機会の剥奪および環境による健康権侵害,経済的貧困による教育権と食糧権の剥奪を経験する.このようなことは貧困層にある社会構成員の人権保障のためにあってはならないことである.住居と教育,就職,適切な所得および生活水準などの機会が保障されないなど貧困層が拡大され,再生産している社会において貧困の責任は個人でなく国家と社会にある.したがって貧困を解決する方案としては最低賃金の確保と住居,教育,就職に国家の保護が保障されなければならない. |
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講評 | 1、今年も各人の執筆「動機」は、各自の社会福祉実習やボランティア活動、クラブ活動からの「経験事実」であり、その意味では内容に関してはなかなか説得力があった。 2、評価としては二極化した。この差はどれだけ早めに卒業論文作成に取りかかったかという時間的かつどれだけ作成に熱意を持って取り組んだかによると思われる。とりわけ、論題内容を十分に検討して明確化し、資料収集をやり始めた人と、テーマが漠然としたまま書き始めた人との差があったと思われる。 3、文献収集法については、今年度も主に廣野TAにお願いしたが、集めた文献・資料活用についは個人差があったものの、全般的にはよくできていた。 4、卒業論文論題として掲げた各自の問題性・課題については、自分の「思い」と「証し」が表現できていた。 5,単なる問題指摘だけにとどまらず、課題点を明らかにして、その解決方法、改善方法等をぜひ書き込むようにとの要請に応えた人と応えられなかった人(そこまで書ききれなかった)がいたのは残念だった。 |
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キーワード1 | 日本の貧困 |
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キーワード2 | 貧困の要因 |
キーワード3 | 社会的責任 |
キーワード4 | |
キーワード5 |