卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小山 隆 年度2008年度
タイトル少子化社会の考察 -安心して出産・子育てができる環境づくり-
内容  近年メディアによって少子化の進行が騒がれている。第1次ベビーブームと呼ばれた1949年に4.32だった出生率は低下を続け、2007年には1.34となった。戦後一貫して増加してきた日本の総人口は2005年をピークに減少を始めたといわれており、日本はついに人口減少社会を迎えた。
 なぜ少子化は起こってしまったのか。その背景には経済の成長や女性の高学歴化・社会進出により、男女の結婚のあり方や育児にかかる負担が変化してきたにも関わらず、それに対応する社会の仕組みや制度が確立されていないことが考えられる。そして、少子化によって被る社会経済的影響は計り知れない。もはや少子化は個人だけでなく、地域・企業・政府が一丸となって取り組むべき重大な課題なのである。
 本稿では少子化の現状と原因、影響について言及し、具体的な対策や海外との比較を通して少子化の解決策を考察していく。
講評  19名全員が無事、卒業論文を提出しました。福祉実習の経験やボランティア体験などを契機にテーマを選んだ学生が多かったようです。分野的には児童・障害関連から、医療、地域、高齢と広範囲にわたり、内容は「虐待」「負の世代間連鎖」「孤独死」といった反福祉状況への対応について論じたものもあれば、QOLの向上を考えて、施設養護や里親制度の意義を考えるもの、また家族支援について論じたものなど、多様な問題意識からの展開がありました。
キーワード1 少子化
キーワード2 子育て支援
キーワード3 出生率
キーワード4
キーワード5