卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名山田 裕子 年度2008年度
タイトル在宅介護を改善するために ―在宅介護者・要介護者を含む高齢者とインフォーマルケアを考える―
内容 少子高齢化の現在,介護に関する課題に注目が集まっている.介護の現状を見ると在宅介護をしている人が多く,また在宅介護を希望する人が多い.しかしその一方で,高齢者施設への入居待機者数が多さや,高齢者虐待の凄惨な状況が社会問題となり在宅介護の限界も見え始めている.
そこで,在宅介護をされていた方,在宅看護をされていた専門職の方などにインタビューをしていたところ,「インフォーマルケア」の重要性が示唆された.友人から月に一回ランチに誘ってもらえたのが息抜きになった,とか,同じく介護をしている人との情報交換が役に立った,とか,公的な支援でない周りの人の支えが大きいのである.そこで,在宅介護を「インフォーマルケア」という切り口から考察を行なった.
「インフォーマルケア」が精神的なケアに役割を持っていること,「インフォーマルケア」の具体例として配食サービスを示して,そこでも大きな役割を持つことを明らかにした.そしてこれからの在宅介護における重要性を示した.また,フォーマルケアとどのように協働していくべきかについても論及した.
講評
キーワード1 高齢者
キーワード2 インフォーマルケア
キーワード3 配食サービス
キーワード4
キーワード5