学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 木原 活信 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | 韓国における福祉職の人材育成のための高校福祉科設置導入の一考察―日本の高校福祉科をモデルとして― |
内容 | 本稿は、日本の福祉職における人材育成のために設置された高校福祉科をモデルとし、韓国への高校福祉科設置導入についての考察を行ったものである。韓国の急激な高齢社会化によるさまざまな社会問題、とりわけ介護福祉士養成制度から発生する問題、急変する社会の中で多様な福祉ニーズが増加している状況から高校福祉科教育の必要性を感じ、すでに設置している日本の高校福祉科について調査を行った。日本の高校福祉科の定義や設置の経緯及び目的、現在の設置状況やカリキュラムなどの現状を取りあげた。また、先行研究とともに現場への調査を行い、そこからみられる成果及び課題を明らかにした。そうした考察をもとに韓国の高校へ福祉科を設置するにあたり必要なこと、実現後に得られる成果および高校福祉科導入における今後の課題について考察した。 |
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講評 | 今年は、福祉領域のなかでも、差別問題にかかわる原理的課題、海外の福祉教育という国際的な視座をもった課題、ターミナルケアにかかわる死の課題、児童、障害、高齢者、精神保健、病の課題、とかなり広がりがあるものでした。古くて未だ客観的な答えのない「生老病死」という本質的な課題に集約されるように思います。具体的には、少年非行、学校という児童の成長発達のための生きるという「生」の課題、がん等の「病」のケアの課題、認知症、施設入所のお年寄りのケアという「老」いの課題、そして在宅ホスピスのケアという「死」という問題です。こうした「生老病死」という課題を皆さんのような若い新鮮な視点で直視しつつ、それを抽象的な議論ではなく、福祉ケアという視点と社会的問題として関連づけ、それぞれがひきつけて必死でとらえていたように思います。それを他人事ではなく、自分自身の問題として取り組む姿勢が見られ、そのことは感銘を受けました。なかには、論理構成においても、学部の卒業論文でありながらも、大学院の修士論文顔負けの本格的な議論を正面から格闘して論理的にも展開しているものもあり、まことにたのもしい限りでした。 |
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キーワード1 | 高校福祉科 |
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キーワード2 | 福祉人材育成 |
キーワード3 | 福祉ニーズの増加 |
キーワード4 | |
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