学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 沖田 行司 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 貝原益軒の女子教育思想の一考察 ―女性の生き方を考える |
内容 | 貝原益軒とは、江戸を代表する教育思想家のひとりである。彼は幼少期から学問を好み、進んで学んだ。現代にまで伝わる多くの著作は、教訓書をはじめ、江戸時代を生きた多くの人々に読まれた。益軒は当時の人々が求める本を多く出版し、庶民にも読みやすいように和文であるものも多い。私も本論文で焦点を当てる『和俗童子訓』などのいわゆる「益軒十訓」と呼ばれる数々の教訓書は晩年に著している。それは益軒が実学主義に基づいて研究を行っていたことが関係し、益軒はそれらを通してすべての民衆が学問の機会を与えられるべきだとしていた。 この論文では、『和俗童子訓』巻之五「敎女子法」、「女子を教ゆるの法」の中から、現代の女性が学ぶことの出来る部分はないだろうかを考察する。江戸時代には、女性の地位は確立されておらず、自立することは困難であった。現代ではこれまでの歴史を経て、女性たちの社会的地位は向上してきた。この大きな違いのある時代を結ぶ思想はあるのだろうか。迫っていきたい。 |
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講評 | 本年は卒業研究が1本と卒業論文が17本の計18本の提出があった。ゼミの半数近くが体育会で、特に1月2日まで現役で試合をしたラグビー部に所属する学生が4人とマネージャー1人の5人もいたことから、卒論に専念すべき時期と、大学選手権の試合の時期が重なり、学生も大変だっただろうし、指導する私も戦闘状態でした。日本教育文化史のゼミでは文献史料の読解が不可欠で、先行研究の書物を読むことと併せて、かなりの負担があったと思いますが、私が要求する最低限の内容は全員クリアーしていました。部活動やアルバイトや就職活動で、指導の時間がまちまちとなり、長い時には6時間ほど座り続けてかなり老体に堪えました。しかし、論文指導を通して、はじめてゼミ生の考え方などに触れることが出来、相互理解が深まったように思われる。 |
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キーワード1 | 実学主義 |
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キーワード2 | 予めする教育 |
キーワード3 | 女徳 |
キーワード4 | 心の美しさ |
キーワード5 | 女性の生き方 |