学科	教育文化学科	ゼミ教員名	沖田　行司	年度	2016年度
タイトル	日本における体育教育の教育史的研究～小学校教育を中心に～

内容	日本において体育というものは、いつ成立し、どういった歴史を辿ってきたのか、そして学校教育の中で体育というものがどういった位置づけをされ、どのようなことがなされていくのかをみていく。戦時下において体育は様々に変化してきた。その当時、どのようなことが行われどういった立ち位置であったのか。そして戦後の体育を小学校の学習指導要領を元として考察し、特別活動という面からもアプローチする。最後に体育教育をやっていく上で起こりうる事故や問題点に対しても目を向け、体育がどうあるべきなのかを考えていきたい。また、グラフや表を読み取り、客観的な視点からも考察を行い現在における体育の現状にも目を向けていきたい。そこから、体育において、現代の我々が大切にしなければならないこと、不足していることは何なのか、改善しなければならないこと、これからも継承していかなければならないことは何なのかを考察していく。

講評	本年は卒業研究が1本と卒業論文が17本の計18本の提出があった。ゼミの半数近くが体育会で、特に1月2日まで現役で試合をしたラグビー部に所属する学生が4人とマネージャー1人の5人もいたことから、卒論に専念すべき時期と、大学選手権の試合の時期が重なり、学生も大変だっただろうし、指導する私も戦闘状態でした。日本教育文化史のゼミでは文献史料の読解が不可欠で、先行研究の書物を読むことと併せて、かなりの負担があったと思いますが、私が要求する最低限の内容は全員クリアーしていました。部活動やアルバイトや就職活動で、指導の時間がまちまちとなり、長い時には6時間ほど座り続けてかなり老体に堪えました。しかし、論文指導を通して、はじめてゼミ生の考え方などに触れることが出来、相互理解が深まったように思われる。

キーワード1	小学校
キーワード2	軍国主義
キーワード3	森有礼
キーワード4	学習指導要領
キーワード5	事故