卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名木原 活信 年度2010年度
タイトル就学前の発達障害児とその保護者に対するサポート
内容 義務教育段階では特別支援教育の支援システムの構築や整備が進んでいる.しかし,義務教育ではない就学前の幼児に対する教育を行う,幼稚園・保育所での特別支援教育は遅れをとっている.発達とともに障害が顕在化してくる場合や,就学にともなう環境の変化によって困難が顕在化してくる場合もあるが,より早い段階で「気になる子ども」とその保護者の抱える困難さに気づき,発達支援をすることで,よりスムーズに義務教育段階への移行ができる.その為には保育者や園長など,園内だけで解決するのには限界があり,外部専門機関と連携・協働することが重要である.本論文では,「気になる」段階の就学前児における保育や就学移行支援体制を調査し,諸問題と課題を明確化し,それに対し必要なサポートを考察する.
講評 日本ではあまり十分に整備されていない就学前の発達障害児とその保護者に対するサポートについての論稿である。本論のなかで、日本の発達障害児教育の歴史等を十分に踏まえるなど地道な文献調査をしたことが評価できる。その上での結論や主張には若干、論理の飛躍はあるが、自らの関心を論文に反映させて説得力のあるものであった。今後は、現場に出て、実践のなかで残された課題を更に探究してもらいたい。
キーワード1 個別支援計画
キーワード2 幼小連携
キーワード3 1歳6ヶ月健診
キーワード4
キーワード5