卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名木原 活信 年度2010年度
タイトル男性の育児休業という子育て支援―男女ともに自分らしく生きられる子育てしやすい社会にむけて―
内容 社会環境や人々の価値観の変化に伴い、育児不安や虐待など子育てをめぐる問題が顕在化しており、また、日本は少子化社会となっている。父親が子育てに参加し、母親と負担を分け合い、ともに子どもを育てていくことが、子育てしやすい社会、また子どもが豊かに育つ社会へとつながるのではないかと思い、父親が育児に関わる機会の1つである育児休業に焦点を当てた。日本では、男性の育児休業取得率は極めて低い水準にあるが、そのような状況の背景にある様々な課題を考察し、男性の育児休業取得を促進するために、どのような取り組みが必要なのかを検討した結果、最終的に、現状が改善されるまでの間、休業の取得を制度として義務化することが必要なのではないかという結論に至った。
講評 男性の育児休業という子育て支援という現代的なテーマを素朴に論じた内容である。「男女ともに自分らしく生きられる子育てしやすい社会にむける」という、ある意味では平凡な主張と結論ではあるが、統計を使うなどして説得力のあるものとなっている。取り組む時間的制約などからオリジナルな調査などができなった点は残念であるが、今後は福祉の現場で更にこの課題を探究してもらいたい。
キーワード1 育児休業
キーワード2 男女共同参画
キーワード3 両立支援
キーワード4
キーワード5