学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 山田 裕子 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | 高齢者施設におけるケア―ユニットケアの在り方について考える― |
内容 | 現在,日本の高齢化が急速に進むなかで,高齢者施設の需要はますます高まっている.平成20年度の特別養護老人ホームの利用率は98.4%となっており,特別養護老人ホームの入所待機者数は年々増加している傾向にある.多くの人が施設で生活し,また施設で生活する予定がある現状のなかで,施設におけるケアについて考えること重要なことだと考える. 本論文では,高齢者施設におけるケアの中で,近年国の制度としても整備され,日本に普及しつつある「ユニットケア」について焦点をあて,日本においてユニットケアがどのように現場に導入されてきたのか,国の政策としてはどのように進められているのか,さらに,ユニットケアの本来の意味や定義,意味や定義をふまえた実践において期待される効果について資料とや文献から調べた.これらを踏まえたうえで,実際の現場を調査し,現場の実践から見えてきたことについてまとめ,歴史,制度,意味,効果,事例調査から見えてきたことをふまえ,ユニットケアの在り方について考察し,論及している. |
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講評 | 個室ユニットケアは高齢者福祉施設の建設基準として、ハード面の条件は明確だが、どのようなケアが展開されるべきかについてのソフト面は明快に示されてはいない。高校生の時に介護福祉実習で訪れた高齢者福祉施設の多床室、流れ作業的ケアに大きな衝撃を受けた筆者は、昨年個室ユニット制の施設での社会福祉士実習で、より理想に近い形で、高齢者ケアが実践されていたのを見て、そこで行われるべきケアの具体的な内容への関心を高めた。この論文では、高齢者介護の歴史的な展開を緻密に辿ることにより、多床室という環境から必然的に招来されるケアを確かめ、利用者と介護者が、何を不服に思ったのかを明確にした。個室ユニット制のケアに先進的に取り組んだ施設の職員からの聞き取りで、個室ユニットは、従来の環境とケア内容へのスタッフの痛恨の反駁の結果であることを導き出し、個室ユニット制のケア内容と課題点を明らかにした。 |
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キーワード1 | 高齢者 |
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キーワード2 | ユニットケア |
キーワード3 | 個別ケア |
キーワード4 | |
キーワード5 |