学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 沖田 行司 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 武士道の教育史的研究~武士道教育から見るリーダーシップ~ |
内容 | 武士道を通して、戦う人間の生き方と、リーダーシップの在り方を追及するのが本論文の目的であった。武士道における人間形成を明らかにすることも私自身のこの研究の目的であった。私自身もラグビーを通じて人間形成されたと考える。 ここでは、様々な時代、地域によって変化する武士道とリーダーとしての在り方を学んできた。時代、地域ごとによって必要なスキル、役割も大きく異なり、変化していった。しかし、武士道の精神には一貫性があったのである。 それを、武士の成立から鎌倉、戦国時代の武士の戦闘者として先頭に立ち引っ張っていくリーダーの武士道。家訓。戦が無くなり平和になった江戸時代の為政者、教育者として教えるリーダーの武士道、三民のリーダーとして自覚。藩主のリーダーシップなど時代、地域ごとによって大きく異なるリーダーの特徴を見てきた。 そこから、武士道とラグビーにおける共通点を取り上げ考察し、現代の社会に曖昧になっているリーダーシップ、真のリーダーについても考えていきたい。 |
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講評 | 本年は卒業研究が1本と卒業論文が17本の計18本の提出があった。ゼミの半数近くが体育会で、特に1月2日まで現役で試合をしたラグビー部に所属する学生が4人とマネージャー1人の5人もいたことから、卒論に専念すべき時期と、大学選手権の試合の時期が重なり、学生も大変だっただろうし、指導する私も戦闘状態でした。日本教育文化史のゼミでは文献史料の読解が不可欠で、先行研究の書物を読むことと併せて、かなりの負担があったと思いますが、私が要求する最低限の内容は全員クリアーしていました。部活動やアルバイトや就職活動で、指導の時間がまちまちとなり、長い時には6時間ほど座り続けてかなり老体に堪えました。しかし、論文指導を通して、はじめてゼミ生の考え方などに触れることが出来、相互理解が深まったように思われる。 |
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キーワード1 | 武士道 |
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キーワード2 | リーダーシップ |
キーワード3 | 葉隠 |
キーワード4 | 藩校 |
キーワード5 | 家訓 |