学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 木原 活信 | 年度 | 2011年度 |
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タイトル | バーチャル・コミュニティに見る人々の居場所感及びセルフヘルプグループ的効果に関する一考察――インターネットは人々の“生きづらさ”解消の手立てとなり得るか―― |
内容 | 「ネットから卒業すれば幸せになれるという人が居ます 私の唯一の居場所を捨てれば幸せになれるのでしょうか すなわち,死ね,ということでしょう」.一人の青年はインターネット上の掲示板にそう書き残し,あの秋葉原無差別殺傷事件という凶行に及んだ.それは私達に便利さや快適さという恩恵の裏に潜むインターネットの闇とも言える部分を思わせると同時に,インターネットが今や人々の“生きづらさ”の表れ出る所になりつつある実情を知らしめるかのような出来事ともなった.これを一つの手掛かりとし,本稿では事件から得た「居場所」という視点から,インターネットが人々の“生きづらさ”を解消しより健全な生活へと導くための一つの手段になり得るかを論究すべく,学内及びオンラインでのアンケート調査を実施するとともに,実際にオンラインで展開されているコミュニティを例にその実態を検証し,インターネット上のコミュニティにはセルフヘルプグループにも似た自助効果が見られるということを論証した. |
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講評 | バーチャル・コミュニティに見る人々の居場所感及びセルフヘルプグループ的効果についての現代社会のテーマを、大変、豊かな表現力で、生き生きと紹介した論文になった。インターネットは人々の“生きづらさ”解消の手立てとなり得るのかという、問題意識(問い)に対して、いわゆる一般論や常識的な応えではなく、若者の声を代弁するかのような発想での論理展開は、迫力すら感じ、読みごたえがあった。秀作となったといえるでしょう。よくがんばりました。 |
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キーワード1 | インターネット |
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キーワード2 | 居場所 |
キーワード3 | セルフヘルプ |
キーワード4 | 生きづらさ |
キーワード5 |