学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 井上 智義 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 留学生の文化適応とその援助について-ソーシャル・サポートとの関連から- |
内容 | 日本で学ぶ外国人留学生の文化受容態度や適応の問題点を明らかにし、留学生が日本での学習や日々の生活をスムーズに送るために、国や学校に望まれる環境づくりや援助の方法、主に適切なソーシャル・サポートについて明らかにすることを目的としている。研究の結果、留学生は周りの日本人のサポートを必要としているが、日本語の不十分さなどの理由から、専門的ヘルパーにあまり頼ることなく、自国の留学生に援助を求める傾向にあることが明らかになった。留学生へのサポートとしては、精神的健康や適応感、日本語能力の向上という観点から、ホストファミリーの斡旋や、学校における、サポーターとなる日本人学生とのマッチング制度の普及が重要であると考えられる。 |
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講評 | 私が指導する論文は、心理学の領域に限っているが、内容は、基本的には、学生本人の興味関心にゆだねているので、今年度もさまざまなテーマで各自が論文作成に取り組んだ。3回生のゼミから同じテーマで研究を深めた人がいる一方で、グループ研究でおこなったテーマとはかなり異なる内容に挑戦した受講生も、少なからずいた。10,000字の制限がある卒研については、本人が調査をすることなく、その領域での先行研究の論文10本以上をレビューするとともに、今後のその研究領域での展望を見据えたものを執筆することを課題とした。また、20,000字の卒論では、複数の心理学的な調査をおこない、その結果を考察することを課題とした。ゼミ全体では、16本の論文が提出されたが、今年度は、面白みのある視点が備わったものが多かった。なかには、査読付きの論文として投稿しても、学術誌に立派に掲載されるレベルのものもあった。全体としてのレベルは高かった。 |
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キーワード1 | 文化適応 |
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キーワード2 | 文化受容態度 |
キーワード3 | 留学生 |
キーワード4 | ソーシャル・サポート |
キーワード5 | ホストファミリー |