学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	空閑　浩人	年度	2011年度
タイトル	障害のある子供をもつ保護者への支援－特別支援学校の役割に焦点を当てて－

内容	障害のある子供をもつ保護者（特に母親）は、親・介助者という二つの役割を同時に背負い、身体的負担や心理的ストレスなどを日常的に抱えている。場合によっては虐待・親子心中といった心痛む事件につながってしまうこともあり、保護者や家族の責任・努力だけでは解決できない、社会的な対応を必要とする問題である。 本稿では、そのような保護者の抱える日常的な問題に気付きやすい立場のひとつである「特別支援学校」に焦点を当て、現場の教員に対するアンケート調査などを通して、その役割の重要性を明らかにした。そして障害のある子供本人だけでなく、保護者も一人の人間としてQOL向上を目指すことのできる社会の実現に向けて、特別支援学校におけるよりよい保護者支援とは何か、筆者なりに考察している。

講評	本論文は、特別支援学校をフィールドにして、障害をもつ子どもの保護者への支援に関して論じたものである。特別支援学校が、保護者への支援で果たすことが期待される役割や機能について、教員へのアンケートなどを踏まえての具体的な考察が行われている。

キーワード1	障害のある子供
キーワード2	保護者支援
キーワード3	特別支援学校
キーワード4
キーワード5