学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 山田 裕子 | 年度 | 2011年度 |
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タイトル | 児童虐待と育児ストレス |
内容 | 現在、児童虐待が増えている。そしてこの論文では児童虐待について考察し、その原因のうち「育児ストレス」に焦点をあて調べる。この育児ストレスを抱えている対象は育児に主に関わっている母親になる。子どもとの関係だけでなく、夫婦関係、近隣住民との関係、姑や親戚などとの関係など、周りの人間関係や状況によっても育児ストレスは増減していく。ストレス軽減に最も有効とされているのが「話す」という行為だ。しかしこの話すという行為が出来ない状況に置かれている母親が増加している。この事柄が大きな問題点とされている。そして他には、夫との関係性も重要視されている。夫が育児に献身的である場合、母親の育児ストレスは大幅に軽減され、虐待にいたるケースも減少することが多い。しかし育児ストレスというものは人によって多種多様であり、すぐに解決できるようなものではない。子どもの年齢にもよってストレス源が違う。そこで子どもの年齢別に育児に奮闘中の母親にアンケートを実施した。 |
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講評 | かつて2回生の基礎演習の小クラスで、どんな本を輪読するかを話し合っていた時に、阿部彩さんの『児童の貧困』を提案してくれて、小クラスでそれを取り上げて読むことができたのを感謝していました。卒論では児童虐待を取り上げました。虐待する側で一番多いのが実母で虐待者の6割を占めていることから、現代の母親がこうむる育児ストレスを一つの原因として「育児ストレス」に注目しました。日本の現代社会では母親がもっぱら育児の責任を担うことが多く、母親が孤立したり、配偶者と良好な関係がない時、育児そのものをストレスと感じるのではないか、との仮説です。それを3人の母親たちに、「育児ストレスを感じる時」「誰かに頼りたいと思う時」はどんな時か、と初めてのインタビューを試みました。細かな育児体験を聞きとり、その主要因として配偶者との関係を強調しました。初めてインタビューに挑戦したのはよかったと思います。今後、調査の方法を詳しく学び、何を知りたいか、と言う目的を的確に達成できることを期待します。 |
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キーワード1 | 児童虐待 |
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キーワード2 | 育児ストレス |
キーワード3 | 母親 |
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