学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 木原 活信 | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | 地域住民が安心して暮らせる為のまちづくりとは ~A市社会福祉協議会のあり方から~ |
内容 | 社会福祉協議会は、地域活性化を担う機関として高齢者サロンや子育てサロン等の様々な取りくみを行っている。これらも今日支援を必要としている人にとって不可欠ではある。しかしこれらの活動は「福祉対象者」と「専門員」だけから成る「閉ざされた活動」である。本来、地域活性化の先にあるべき姿は、「全ての人が普段から生活を営んでいるありふれた社会や地域の中で、そして、ありふれた毎日を、自分の意志で、幸せに生きていくこと」の出来る地域である。多くの人が一番に望んでいることは特別な支援を受けることではなく、自分の意志でありふれた毎日を送ることである。そのような地域を実現する為に、福祉専門員は福祉という名で限られた領域での活動だけではなく、スーパーやコンビニ、また日用品を作る企業や、全ての住民と言った地域を構築する「全てもの」に働きかけなければならないということを論証した。 |
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講評 | 彼女は、従来の地域福祉の在り方に懐疑的で、これらの活動は「福祉対象者」と「専門員」だけから成る「閉ざされた活動」であると断定する。本来、地域活性化の先にあるべき姿は、「全ての人が普段から生活を営んでいるありふれた社会や地域の中で、そして、ありふれた毎日を、自分の意志で、幸せに生きていくこと」の出来る地域であるというのが彼女が譲らない持論である。そして、多くの人が一番に望んでいることは特別な支援を受けることではなく、自分の意志でありふれた毎日を送ることである、と明確に論じた。これらの主張は、それでは、そもそも支援とは何か、昔はよかったというようなアナクロニズム的発想にならないのか、あるいは目下議論となっている社会福祉の普遍主義の議論とどう重なるのか、などもう少し丁寧に議論する必要があったであろう。しかし彼女は、自分の立場を明確にし、多少主観的(やや独善的?)ではあるにせよ、他人ではなく自分の言葉で堂々と主張したことは高く評価できる。社会人になっても持ち前のバイタリティを発揮していってください! |
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キーワード1 | ご近所さんコミュニティ |
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キーワード2 | ありふれた生活 |
キーワード3 | 多職種連携 |
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