卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名木原 活信 年度2012年度
タイトル社会的孤立から抜け出す為に本当に必要な支援とは ―孤独死への対応策の現状と課題―
内容  現在,孤独死問題は社会問題としてメディアで大きく特集が組まれる程,深刻な問題となっている.孤独死への対策は10年以上前から国が取り組んでおり,各自治体,NPO,民間企業など様々な機関も孤独死防止に向けて施策を打ち出している.しかし,将来日本は,高齢化が進むと共に孤独死も急増すると予測されている.なぜ孤独死は増えていく一方なのか.本論文では原因は人口動態的なものだけではなく,施策の内容にも要因はあるという見解のもと,今まで行われてきた孤独死への対応策を「つながりづくり」と「安否確認・見守り」の2類型に分けて考察した.「つながりづくり」だけでは解決できない人に対するアプローチや,「安否確認・見守り」サービスの他職種間連携ができていない状況などの課題を提言した.
講評 目下日本の社会問題になっている孤独死を人口動態的なものだけではなく,施策の内容にも要因はあるという見解のもと,今まで行われてきた孤独死への対応策を「つながりづくり」と「安否確認・見守り」の二つの類型に分けて分析し、特に「安否確認・見守り」サービスの他職種間連携ができていない状況などの課題を明確に議論した論文であった.孤独死問題を人口動態的なものだけでなく、施策まで踏み込んで議論している点は、評価できるし、文章の表現も説得力があるものであった。お疲れ様でした。社会人としても堅実にかつたくましく!
キーワード1 孤独死
キーワード2 つながり
キーワード3 安否確認
キーワード4
キーワード5