学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 樽井 康彦 | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | 障害者スポーツに関する知識の普及について ―障害者のライフステージ拡大を目指して― |
内容 | 2012年夏、ロンドンでオリンピックが開催された。もちろん、日本でも大変な盛り上がりを見せた。また、その一方で、障害者のオリンピック、パラリンピックも同時に開催された。こちらも、テレビ、新聞等で取り上げられ、徐々にではあるが障害者スポーツの理解が広がりをみせているように思われる。今後、障害者スポーツの理解がより多くの人に伝わるためには何が必要か、障害者スポーツの歴史や役割を踏まえたうえで考察した。 第1章では、障害者スポーツの歴史をパラリンピックの観点から考察し、同時に、我が国の障害者スポーツの現状について触れた。第2章では、障害者スポーツが障害者にとってどのような役割を持っているのか事例を踏まえたうえで考察した。第3章では、障害者スポーツがどのような課題を抱えているのかについて指摘した。第4章では、今後、障害者スポーツを普及させるためには「ノーマライゼーション」の考えが重要であると結論付けた。 |
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講評 | 昨夏のロンドンパラリンピックは記憶に新しいが、近年広がりをみせている障害者スポーツをテーマに論じられている。本論文では、障害者スポーツの意義について、調査データなどを基に、身体機能のリハビリテーションとしての意義だけでなく、心理的、社会的な意義についても考察されている。それは、スポーツを通して、障害当事者自身の「障害」の受け止め方や、セルフエスティームに変化がみられるなど、ソーシャルワークの一構成要素としても十分に活用される余地が大いにある。また、スポーツとエンパワメントの関係や、競技としてあるいは文化としての今後の障害者スポーツのあり方についても論じられている。第4章で述べられているように、ノーマライゼーションの理念を具現化する一つの方法として、障害者スポーツのさらなる発展が今後も求められていくだろう。 |
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キーワード1 | 障害者 |
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キーワード2 | スポーツ |
キーワード3 | ノーマライゼーション |
キーワード4 | |
キーワード5 |