学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 大学院における社会人の学びがどう生きるか |
内容 | 近年、大学入学者選抜方法の多様化が著しいが、これには18歳人口の減少と大学設置基準の緩和による大学数の増加を受け、大学が定員確保を図った背景がある。本稿においては、2000年代に入り注目を浴びてきた社会人学生に焦点を当て、社会人大学院入学前、そして社会人大学院入学後での仕事と学習(学修)の実態を把握することで、社会人学生の特色と学習(学修)における課題を明らかにした。 社会人学生が社会人大学院に通うことは「自己満足である」という見方を批判的に捉え、「学びを仕事と関連付ける側面」の存在を実証的に明らかにすることを目的とし、インタビューを実施したところ、実際に社会人大学院で学んだことを仕事に生かそうとする姿勢が多く見受けられた。そして、それと同時に社会人学生に対する時間の制約、社会人大学院におけるカリキュラムの在り方に対する課題が見出された。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が12名、10000字が1名の計13名であった。今年の学生たちは、比較的早期から課題を設定して課題に取り組んだといえる。また、当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできた。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきたが、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能したと評価できるだろう。ラーニング・コモンズを積極的に利用し、ラーニング・コモンズに常駐している教員からの学習指導を受けたことも、自立的に卒業論文に向き合えた要因となった。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュールとの兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表するたびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、どこまでをいつまでにしなければいけないかということを今年は比較的スムーズに積み重ねることができたように思う。ぜひ、来年度の4回生に今年の経験を伝え、踏襲できるようにシステムを構築してほしい。 |
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キーワード1 | 社会人学生 |
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キーワード2 | 社会人大学院 |
キーワード3 | 大学入学者選抜の多様化 |
キーワード4 | インタビュー調査 |
キーワード5 |