学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 山田 裕子 | 年度 | 2013年度 |
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タイトル | 高齢者の抱える心理的問題 -自尊心を保ち、老年期を幸福に感じながら生きるには- |
内容 | 本論文では、高齢者が抱える心理的問題の実態やその原因を考えた上で、高齢者が心豊かに生きるための条件とはどのようなものであるか、について論じている。第1章では、自分に対して負の感情を慢性的に抱き続ける高齢者との出会いや高齢者のうつ病・躁うつ病の実態について述べた。第2章では、高齢者の自尊心や主観的幸福感についてのデータ、老年期における適応理論、A.マズローの5段階欲求説を基に、高齢者が自尊心や主観的幸福感についての仮説を導き、第3章では2つの事例からその仮説の実証を行った。第4章では仮説を結論とし、老年期を迎えても自己評価を低下させることなく自尊心を保ち、幸福感を感じながら生きるために必要な支援とは何か、主にインフォーマルサービスの視点から論じた。 |
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講評 | 今年のゼミ生は、全員3回生と4回生で実習に行き、一方、就職に関しては、介護関連に次々と決めていく手堅さを持っていた。ゼミでのやり取りは大変活発で、かつ笑いが絶えないものだった。ところが卒論作業は、前年の12月に同志社大学社会福祉学会のポスター発表制作のために共同作業で見せた勢いのある団結力で何とかなるようなものではなかった。それは当然で、卒業論文は個人の、孤独な作業に大きくよるものであるから。今年は、文献の要約は遅めではあったけれども、順序よく提出することができた。そして、それぞれのリサーチクエスチョンをフィールドに確かめにいくことができた。 早くスタートしたゼミ生が、着々と進めていく時に、他のゆっくりゼミ生が、明らかに影響を受けた。それでも、クラブ活動が10月まである学生は、すべてが済むまでスパートをかけずに進めていたし、関心領域が必要とする綿密な調査のプロセスを、手を抜かずに進めながら、互いに注意もし合うことができた。 スタートがゆっくりだった割には、10月過ぎからの追い込みがうまく行くのを見て、毎年ながら、ほっとする。そして、提出まで2ヶ月かけて、個人指導に当たるが、そのたびに指摘されたことに確実に応えてゆくプロセスに、大きな手応えを感じた。 |
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キーワード1 | 「自尊心」 |
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キーワード2 | 「自己評価」 |
キーワード3 | 「主観的幸福感」 |
キーワード4 | |
キーワード5 |