学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 内部推薦入学者が感じるギャップ―学業の側面から― |
内容 | 2009年度、初めて4年制大学の進学率が50%を超え、2016年現在の4年制大学進学率は52.3%である。大学は、ユニバーサル化時代を迎え、事実上希望すれば誰でも大学に入れる全入時代になったと言われている。大学の定員は増加傾向となっており、また大学の入学者数は、18歳人口は減少傾向にあるが、増加傾向にあるのが現状である。 入試方法も多様化している中で、推薦入試やAO入試を受験している学生は学力が不足していると言われている。そこで、筆者は推薦入試の中で特に「内部推薦」に焦点を当て「内部推薦入学者の中で、高校時の学力の差が大学教育にどれほど影響を与えるか」ということを研究したいと考えた。そのため7人の内部推薦入学者にインタビュー調査を行った。その結果、高校の成績と大学の成績に相関関係はなく、自分の学びたいこと、興味次第で成績に差が出るということが分かった。また卒業時のGPAに大きな差は見られないということが分かった。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が12名、10000字が1名の計13名であった。今年の学生たちは、比較的早期から課題を設定して課題に取り組んだといえる。また、当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできた。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきたが、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能したと評価できるだろう。ラーニング・コモンズを積極的に利用し、ラーニング・コモンズに常駐している教員からの学習指導を受けたことも、自立的に卒業論文に向き合えた要因となった。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュールとの兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表するたびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、どこまでをいつまでにしなければいけないかということを今年は比較的スムーズに積み重ねることができたように思う。ぜひ、来年度の4回生に今年の経験を伝え、踏襲できるようにシステムを構築してほしい。 |
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キーワード1 | 内部推薦 |
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