卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名上野谷 加代子 年度2013年度
タイトル高齢者単身世帯の社会的孤立を地域レベルで防止するために ―寿命を全うできる長寿社会を目指して―
内容  2013年10月1日時点での高齢者人口は,過去最高の3,190万人となり,高齢化率は25.1%となった.このような背景の中で,通常の世帯よりも貧困に陥りやすく社会的孤立には密接な関係がある「高齢者単身世帯数」の増加が懸念される.本論ではまず,日本における高齢者に関する法律・統計について整理を行う.続いて,社会的孤立に陥りやすい単身世帯高齢者に焦点を当て,彼らの実態について先行研究をもとに明らかにする.つぎに社会的孤立及び生命に関わる「自殺・孤立死・セルフ・ネグレクト」の概念整理を行う.最後に社会的孤立の予防に取り組んでいる自治体を通して,現代日本に適した地域福祉活動について考察を行う.
講評 本論では,日本における高齢者に関する法律・統計について丁寧に整理を行った上で,社会的孤立に陥りやすい単身世帯高齢者に焦点を当て,実態について明確にし,さらに社会的孤立及び生命に関わる「自殺・孤立死・セルフ・ネグレクト」の概念整理,社会的孤立の予防に取り組んでいる自治体を通して,日本に適した地域福祉活動について考察を行っている.専攻研究レビューはすばらしい.
キーワード1 社会的孤立
キーワード2 高齢者単身世帯
キーワード3 孤立死
キーワード4 セルフ・ネグレクト
キーワード5