卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名上野谷 加代子 年度2014年度
タイトル高齢者問題の実態とそれについての考察‐独居高齢者の地域自立生活実現に焦点を当てて‐
内容 2014年現在の日本では,65歳以上の高齢者数が総人口に占める割合が25%を超える超高齢社会となっている.さらに独居高齢者数の増加も顕著であり,2013年時点でその数は573万世帯を超えている.高齢化の進行・独居高齢者数の増加に対して高齢者福祉サービスが飽和している現状がある.これを考慮すると,独居高齢者が住み慣れた地域で自立した生活を実現することが最重要であると筆者は考えた.したがって,本論文では独居高齢者にとって望ましい支援と福祉サービスについて述べる.独居高齢者に焦点を当てるために,第1章では日本の高齢化問題,第2章では独居高齢者問題,第3章では独居高齢者支援について論じていく.第1章では地域包括ケアや地域ケアなどの社会的取組について,第2章では孤独死問題について述べ,現在の社会事情を明らかにする.第3章では独居高齢者の生活支援について,公的な福祉資源から身近にできる介護予防まで幅広く論じる.
講評 本論文は、日本の超高齢社会における諸問題を指摘したうえで、独居高齢者が住み慣れた地域で自立した生活を実現することが最重要であるという考えのもと、独居高齢者にとって望ましい支援と福祉サービスについて述べたものである。孤独死問題など現在の社会事情を明らかにして、地域包括ケアや地域ケアなど、公的な福祉資源から身近にできる介護予防まで幅広く論じている。よく文献研究がなされ自分の考えを整理し、論理的にまとめられている。
キーワード1 超高齢社会
キーワード2 独居高齢者
キーワード3 高齢者の自立生活支援
キーワード4 介護予防
キーワード5