卒業論文詳細 | 同志社大学社会学研究科

学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	上野谷　加代子	年度	2014年度
タイトル	少年非行とその家族支援に関する考察―非行予防の観点から―

内容	昨今，非行少年に対する対策では，非行の低年齢化や凶悪化を根拠に厳罰化が進み，それが非行予防に対して効果的であると言われている．しかしながら，少年非行の背景に着目すると，少年の養育過程や家庭環境の中にこそ問題があることが分かってきた．これは厳罰化では解決しない問題である．また，非行予防という観点では，この家族に対する何らかの支援が有効ではないかと考えられる．そこで，本研究では先行研究を下に，少年非行と家庭の関係性を明らかにし，非行予防につながる少年と家庭に対する支援について考察していく．

講評	本論文は、少年非行の背景に着目し、少年の養育過程や家庭環境の中にこそ問題があり、厳罰化では解決しない問題であることを指摘したうえで、先行研究を下に、少年非行と家庭の関係性を明らかにし、非行予防につながる少年と家庭に対する支援について考察している。社会福祉の視点から述べたものであり、よくまとめている。