学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	上野谷　加代子	年度	2014年度
タイトル	社会福祉法人の在り方について～地域から信頼される社会福祉法人をめざして～

内容	多様な福祉ニーズが存在する現代において，これらの解消、緩和は急務である．特に主として福祉事業を担う社会福祉法人においては，率先してこれらの課題に取り組むことが望まれる．しかしながら，社会福祉基礎構造改革以降，社会福祉法人制度の抜本的な改正は行われておらず，目まぐるしい現代社会の福祉ニーズに対応できるような法人も多くはない．また，昨今では社会福祉法人についての多くの報道がなされており，社会福祉法人制度をめぐって多くの議論がなされている．このような現状を踏まえ，本研究では，社会福祉法人について「経営の高度化」，「社会福祉法人が行う事業の課題」，「透明性確保の問題」，「法人監督に関する問題の」4つの課題に焦点を当てあり方検討する．さらに地域において社会福祉法人はどのような立ち位置であるべきか．また，地域住民と社会福祉法人との関係性はどうあるべきかを考察した．

講評	本論文は、社会福祉基礎構造改革以降、社会福祉法人制度の抜本的な改正は行われておらず、現代社会の福祉ニーズに対応できる法人も多くはないことを指摘したうえで、社会福祉法人制度をめぐる議論を整理し、社会福祉法人について「経営の高度化」、「社会福祉法人が行う事業の課題」、「透明性確保の問題」、「法人監督に関する問題」の4つの課題に焦点を当て検討している。さらに地域で社会福祉法人はどのような立ち位置であるべきか。地域住民と社会福祉法人との関係性はどうあるべきかを考察している。優れた論文である。

キーワード1	社会福祉法人
キーワード2	地域福祉
キーワード3	地域貢献活動
キーワード4	透明性
キーワード5