学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 木原 活信 | 年度 | 2014年度 |
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タイトル | 放課後における障害児の遊びの保障の必要性 |
内容 | 誰もが学齢期には,放課後における友人や地域の人との遊びを経験しているであろうが,障害児においてはその通りではない.障害児の多くは,放課後の時間を母親の目の届く範囲内で母親と過ごしており,この傾向は養護学校が義務化された当時から変わっていない.障害児の放課後が貧弱なままであるのは,生活において余暇や遊びの価値が低く位置づけられていることが原因ではないかと筆者は考えた.子どもにとって余暇にはただ休むだけではなく,遊び(レクリエーション)を通して,身体や社会性を発達させ,その経験から生きがいを見つけたりアイデンティティの形成を図ったりする役割がある.これらは障害児にも保障されなければならないのではないか.遊びによってもたらされる発達や人格形成の観点から,放課後の時間に価値を見出すとともに,障害児の放課後におけるレクリエーション保障の必要性を説いた. |
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講評 | 卒業論文の講評であるが、テーマ設定は、僕の方針で各自が考えるということ、これが大前提である。その目的は、テーマを自ら見出し探求することにこそ、大きな意義があると考えるからである。今年もテーマを各自、よく練って考えたと思う。その結果、今年もテーマとして、幅が広く、障害児・者(発達障害含む)、高齢(施設の統合含む)、児童(里親、母子)、性的虐待、依存症、犯罪問題、地域の諸課題、多文化ソーシャルワーク、ドミニカの福祉という国際的な福祉課題まで多種多様であったが、各自鋭い問題意識をもってユニークなテーマに取り組めたと思う。それは評価できる。 内容としては、各自、自分の問題意識をもとに、テーマを自ら見つけ、自分がやりたいことをやったのであるが、その問題意識の深さ、自分自身との距離、そしてその取り組みへの準備と時間のかけ方や、とりくみに早くからできた人と、遅かった人では、その結果にそのままあらわれたところがあるように思う。 全体として、自らの問題意識をなんとか必死で活字にしようというまではよかったと思う。最後まで提出にかなり苦労した人もいたが、早くから論文にとりくみ、明確な主張をして納得のいく卒論を書き上げることができた人もいた。実際、見事に成功した論文も散見された。なかには、大学院の修士論文に匹敵するような迫力ある論説もあった。総じていえば、皆、各自、それなりによくがんばったと思う。お疲れ様。 |
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キーワード1 | 障害児 |
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キーワード2 | 放課後 |
キーワード3 | 遊び |
キーワード4 | レクリエーション |
キーワード5 |