学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 木原 活信 | 年度 | 2014年度 |
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タイトル | 家族内で起こる性的虐待の実態とその支援について ― 事例から考える ― |
内容 | 児童虐待の通報件数は、年々増加傾向にある。しかし、性的虐待の通報件数は伸び悩んでいる。性的虐待がもたらす被害児への影響は深刻であるのにである。本論文では、性的虐待の定義と現状を調べ、性的虐待の原因と被害児への影響を考察した。そして、性的虐待の被害者をどのように支援すればよいのか考察したものである。アメリカに比べると、日本での被害者支援はまだ多くない。個人の尊重されるアメリカにおいても、子どもに対する性的虐待は存在する。日本とアメリカの違いは、(性的に限らず)虐待が発覚した後の対応にあるのではないか。筆者は、日本では子どもを家族から離すことはかわいそうなことだと考えられているが、その子どもにとって最も大切なのは、心と身体の安全と安心である、と結論づけた。 |
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講評 | 卒業論文の講評であるが、テーマ設定は、僕の方針で各自が考えるということ、これが大前提である。その目的は、テーマを自ら見出し探求することにこそ、大きな意義があると考えるからである。今年もテーマを各自、よく練って考えたと思う。その結果、今年もテーマとして、幅が広く、障害児・者(発達障害含む)、高齢(施設の統合含む)、児童(里親、母子)、性的虐待、依存症、犯罪問題、地域の諸課題、多文化ソーシャルワーク、ドミニカの福祉という国際的な福祉課題まで多種多様であったが、各自鋭い問題意識をもってユニークなテーマに取り組めたと思う。それは評価できる。 内容としては、各自、自分の問題意識をもとに、テーマを自ら見つけ、自分がやりたいことをやったのであるが、その問題意識の深さ、自分自身との距離、そしてその取り組みへの準備と時間のかけ方や、とりくみに早くからできた人と、遅かった人では、その結果にそのままあらわれたところがあるように思う。 全体として、自らの問題意識をなんとか必死で活字にしようというまではよかったと思う。最後まで提出にかなり苦労した人もいたが、早くから論文にとりくみ、明確な主張をして納得のいく卒論を書き上げることができた人もいた。実際、見事に成功した論文も散見された。なかには、大学院の修士論文に匹敵するような迫力ある論説もあった。総じていえば、皆、各自、それなりによくがんばったと思う。お疲れ様。 |
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キーワード1 | 性的虐待 |
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キーワード2 | 家族 |
キーワード3 | 乖離症状 |
キーワード4 | 二次被害 |
キーワード5 |