学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	空閑　浩人	年度	2014年度
タイトル	アスペルガー症候群への理解 －二次障害を防ぐために－

内容	アスペルガー症候群の人々は，私たちが理解できない苦しみを抱えながら生きている．理解されずに二次障害が発生し，決して明るいとは言えない人生を送らざるを得ない状況に陥る可能性もある．障害は生まれつきのものであるが，二次障害は防ぐことができる．そして，障害とうまく付き合いながら生きていけることもできる．そこでアスペルガー症候群の人々がいきいきと生活し，二次障害とは無縁の人生を送るために，アスペルガー症候群を理解していきたい． 　本稿では，アスペルガー症候群とそれを取り巻く関係者の感じる苦しさを理解してもらうためアスペルガー症候群特有の特性を述べる．次に二次障害の重さを事例と共に深めていき，アスペルガー症候群の支援に必要なものを考えていく．さらに，アスペルガー症候群のもっと奥の部分を明らかにしていき，最後に二次障害を防ぐために必要なものを明確にしていきたい．その上で理解することの必要性を述べる．

講評	本論文は、周囲からは理解されにくい、アスペルガー症候群の人々が抱える苦しみや生きづらさに焦点を当てたものです。「障害は生まれつきであるが、二次障害は防ぐことができる」という筆者の思いが、事例を取り上げた論考から力強く主張されています。

キーワード1	発達障害
キーワード2	アスペルガー症候群
キーワード3	二次障害
キーワード4	理解
キーワード5