学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | ロールモデルと女性理工系学部進学率の関係性についての考察 |
内容 | 2016年現在、理工系分野を専攻している女性研究者の割合が非常に低い状態にあり、その背景には女性の大学における理工系学部への進学率の低さがあるとされている。その原因として女性ロールモデルの少なさが提唱されているが、筆者は理工系進学者とロールモデルの関係に性別が関与する割合は低いのではないかと考えた。そこで理工系学部に所属している女性にインタビュー調査を行い、女性の理工系ロールモデルに対するニーズを明らかにした。結果、大学進学時に必要とされるロールモデルに性別を求める意見は少なく、性別の重要性は低いことが判明した。しかし、進路が明確になるにつれてロールモデルに求めるニーズが増えていることも同時に判明し、性別についても女性であることが求められる割合が増加していることも分かった。よって、女性の理工系選択率の改善には、段階的なロールモデルが必要とされていると言えるだろう。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が12名、10000字が1名の計13名であった。今年の学生たちは、比較的早期から課題を設定して課題に取り組んだといえる。また、当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできた。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきたが、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能したと評価できるだろう。ラーニング・コモンズを積極的に利用し、ラーニング・コモンズに常駐している教員からの学習指導を受けたことも、自立的に卒業論文に向き合えた要因となった。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュールとの兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表するたびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、どこまでをいつまでにしなければいけないかということを今年は比較的スムーズに積み重ねることができたように思う。ぜひ、来年度の4回生に今年の経験を伝え、踏襲できるようにシステムを構築してほしい。 |
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キーワード1 | ロールモデル |
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キーワード2 | 理系進学 |
キーワード3 | ジェンダー |
キーワード4 | リケジョ |
キーワード5 |