学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	空閑　浩人	年度	2014年度
タイトル	社会的孤立から抜け出すための支援について －誰もが居場所を持って暮らせる社会を目指して－

内容

現在，孤立死問題はメディアでも多く取り上げられている．しかし，なかなか自分にも起こりうる問題として捉え，対策を講じている人は少ないのではないだろうか．日本は高齢化が進むと共に孤立死も急増すると予測されている．なぜ孤立死は増えていくのか．本稿は高齢者が生きがいを無くし，生活に不安を感じるといった社会的孤立から抜け出すための支援を明らかにすることを目的とする．高齢者1人1人の居場所を作るために本当に必要な支援とは何なのか． 　まず初めに高齢者の孤立死問題について論じる．また，社会的孤立の現状や背景等を高齢者の生活実態や生活時間から明らかにする．次に従来の社会的孤立の予防策として政府や自治体がどのような事業展開をしているのか．必要性やメリット＆デメリットを考察すると共に，高齢者のニーズと支援の現状について論じていく．そして最後に居場所を作るために誰にとっても身近な地域や家族の在り方について考察する．

講評	本論文は、メディアでも取り上げられている孤立死の問題を通して、社会的孤立を防ぐための対策について論じたものです。孤立死の背景にある「孤立した生」の状況を丁寧に分析しつつ、一人ひとりの「居場所」がある地域のあり方について考察されています。

キーワード1	孤立死
キーワード2	高齢社会
キーワード3	無縁化
キーワード4	居場所
キーワード5