卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小山 隆 年度2014年度
タイトル子ども虐待―虐待をした親の支援の重要性について―
内容 子ども虐待において一番の犠牲者は子どもであり、子どもの安全の確保が第一優先であることはゆうまでもない。だが,社会正義のために虐待をしてしまった保護者の罪を裁くこと自体誰の救いにも癒しにもならない。虐待の事実が客観的に確認され、半ば強制的に子どもと親を離したとしてもそれだけでその虐待の問題が終わるわけではない。虐待を受けて心に傷を受けた子どもと虐待をしてしまった保護者の双方を癒し、再び子ども虐待を起こさないように周りのサポートが必要だろう。
本稿では,本論文では,虐待が発生し,発見された後にどのような対応や支援が行われているか,またどんな支援や援助が望ましいのかということについて述べる。また望ましい支援のひとつとして家族再統合について考察したい。
講評 児童虐待の被害者は当然ながら子ども本人である。しかし、加害者である親を裁き、子どもから切り離したからといって必ずしも問題の本質が解決するわけではない。この問題意識のもと、家族の再統合の必要性について論じた論文である。虐待を行うのは特別な者のみなのではなく、誰でも(どのような親でも)虐待をしかねないという指摘は重要である。
キーワード1 子ども虐待
キーワード2 リスク要因
キーワード3
キーワード4
キーワード5