学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 黒木 保博 | 年度 | 2015年度 |
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タイトル | 性的虐待から子どもを守るためには ―事例を通して考えるー |
内容 | 「性的虐待」それは,多くの人々が目を背けてしまう問題ではないだろうか.なぜなら,その言葉にはあまりにも重く,暗いイメージが付いてしまっているからである.また,ニュースや新聞で知ったとしても,なんとなく,自分からは遠く離れた存在であり,自分には関わりのないことだと考えてしまったり,そのようなことを取り上げて考えることはタブーなのではないかという意識があり,自分でも気が付かないうちにその問題から離れてしまう.しかし,現在の日本では,「性的虐待」は決して遠い存在などではない.テレビのニュースや新聞には連日のように虐待の記事が載っている.潜在化することが多い性的虐待が,表に出ることが多くなってきている現在,性的虐待について理解を深め,子どもを守る方法を考えるべきである.性的虐待を行う加害者から,子どもをどのようにして守ることが出来るのか,性的虐待の現状や現在の取り組み,国外での性的虐待に対する取り組みを調べ,より良い方法を考察する. |
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講評 | 1, 18名の提出であった。 2, 例年通りにゼミでの発表内容も含めての「卒論作成準備」は、二極化した。設定と文献収集リストは、ほぼ一斉にでてきたものの、卒論作成への熱意?や積極性で「格差」が出てきたと思われる。 3, 着眼点については、各自の問題性・課題について、自分の思いと証しからよく理解できた。 4, 論旨の明快性(一貫性)、構成力に関しては、よくできている論文が多かった。14, ゼミでは常々「激励」の意味を込めて伝えてきたことがある。卒論作成過程と提出できた卒論内容こそが大学生時代の学びの集大成である。講義科目はいわば「受動的姿勢」で良かったが、卒論作成は主体的、能動的に創り出していく姿勢が問われた。4年間の学んだ知識、読破した書籍、論文から得た内容や理解力、実習などでの経験、日頃からの情報収集力の集大成である。 6, すなわち各自の「福祉の視点」が明確になっているかが問われることになる。 各自のいろいろな動機から徐々にテーマを絞り、文献や資料を集め、これを読破・分析・整理して、自分の仮説を導き出し、それを論証するために論文を書いたという事実が、卒論の成果として残ったと思う。多くのゼミ生は自分自身との戦いであったと思う。苦しい思いをしながら作成作業をした。多くの人はこのような長文を書くことは今後の人生においては経験しないであろう。自分はあの卒論を書き上げたのだという自信だけはもって卒業して欲しい。もちろん、自分に厳しく自分を鼓舞して作成に立ち向かった人と、できるだけ自分との戦いは消極的で調整しながら作成した人とに区分できるかもしれない。 |
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キーワード1 | 性教育 |
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キーワード2 | 人権 |
キーワード3 | 地域での見守り |
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