卒業論文詳細 | 同志社大学社会学研究科

学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	小山　隆	年度	2015年度
タイトル	地域で暮らす高齢者の在宅介護－共存するということ－

内容	近年、高齢化が進み高齢者が自分の希望する環境で介護を受けることが出来ないのではないかと考えた。私は高齢者は在宅介護を望む人が多いと考え、実際に高齢者はどのように思っているのか、なぜ希望が叶っていないのかを考えた。そこで全ての人の希望を叶えるためには在宅介護を充実させる必要があると思いこの論文を作成した。　また、高齢化が進む中で孤独死や介護虐待等の問題が多発している。発生する原因を突き止め、福祉が発展している海外や日本の他分野の福祉のサービスや制度を参考にしつつ解決策を考察した。

講評	在宅介護を望む高齢者がどのようにすれば、その願いを実現できるかについて論じた論文です。自らアンケートを知人に対して実施して、児童養護や障害者介護の問題と高齢介護に対する意識の違いを明らかにしたことはとてもユニークなものでした。そして高齢者は「迷惑をかける」という負のイメージを介護に対して強く持つのに対して、家族はそれほどでもないことなどいくつかの興味深いことを明らかにしました。その上でヨーロッパの在宅介護のためのシステムの紹介をし、今後への提言をしています。