学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 山田 裕子 | 年度 | 2015年度 |
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タイトル | 高齢者のライフデザイン-高齢者の住環境選択- |
内容 | 日本の高齢化率は2015年では26.0%、2025年には28.7%と伸び続けると予測されている。第1章では、日本の高齢化の現状を踏まえ、高齢社会を支える制度や居住環境ニーズについて述べている。第2章では、ライフデザイン(人生設計)について取り上げ、ライフデザインの効果について述べている。第3章では、コレクティブハウジングについて取り上げ、核家族化など社会状況を踏まえ多様な世代の相互扶助を実践している居住形態の可能性について述べている。第4章では、特別養護老人ホームについて取り上げ、ユニットケアの長所と課題やこれからの特別養護老人ホームの在り方について述べている。高齢者が、どこで、どのように生活するのかということを考えることがその人らしい生活を実現していくことが繋がるということが分かった。 |
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講評 | 超高齢社会の中で、高齢者がどのような居住形態で住むのがその人らしい生活を実現することに繋がるかを、「ライフデザイン」という概念を用いて、追求しようとしました。実習で出会った病気でかつ孤独な女性が、安心できる住居がなかったがために、入院を繰り返さざるを得なかったのではないか、との苦い思いに基づき、このテーマを選びました。「住み慣れた家で暮らしたい」との願いを持つ多くの自立した高齢者にとって、長命化と、家族構成や社会環境などの変化、孤立死なども散見される生活環境の変貌の中、その思いがどれほど現実的か予見できない現代社会を論じ、それぞれが「ライフデザイン」を考えることの必要性を論じています。「住み慣れた家」よりは、むしろコレクティブハウジングなどの住居が、安全で、新しく、かつ個人の志向を適え、参加、共生、協働の居住理念を約束する可能性を示唆しています。また、特別養護老人ホームも、コレクティブハウジングと共に検討し、緻密に現代の高齢者の生活状況を把握して、論を進めています。実際に東京都下のコレクティヴハウジングの見学会に参加し、入居者と希望者にインタビューし、コレクティブハウジングが必要とされる高齢者のニーズと思いを聞き取っています。 高齢者の生活を町の中にも確立するように、街中の特別養護老人ホームの可能性を取り上げ、地方創生などの政策の流れに、一矢報いています。 |
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キーワード1 | 超高齢社会 |
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キーワード2 | ライフデザイン |
キーワード3 | コレクティブハウジング |
キーワード4 | 特別養護老人ホーム |
キーワード5 | 居住環境 |