卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小山 隆 年度2016年度
タイトル高齢者の貧困・孤立から考える課題 ―老後の幸福な生活のために―
内容 老後を迎えた人々にとって、生活上での大きな問題として「貧困」「孤立」が挙げられる。その問題は、老化に伴う心身機能の低下や人間関係の希薄化、経済的貧困といった「喪失」から生まれる不安や苦しみと大きく関係しているのではないかと思われる。だからこそ、その改善策として「生きがい」や「楽しみ」を見つけ、精神的にも豊かな生活を送ることは、高齢者の幸福な生活へと繋がるのではないだろうかと考えた。
本論では、高齢化問題として挙げられる様々な喪失の中から「貧困」「孤独」に焦点を当て、問題の背景から対策を考察する。また、海外の取り組みや日本の新たなコミュニティの事例を取り上げ、高齢者の幸福な生活に向けての課題を論じていく。
講評 「高齢者の貧困・孤立から考える課題-老後の生活のために-」高齢者の「喪失」に焦点を当てた論文である。高齢化は心身機能や収入、社会関係等を喪失過程であることを明らかにした上で、高齢者の幸福な生活に向けての提言を行っている。本論文の特徴としては、高齢独居世帯が増加する事を前提に家族以外の人々が支え合う「コミュニティ作り」を提案しているところにある。
キーワード1 高齢者
キーワード2 喪失
キーワード3 貧困
キーワード4 孤立
キーワード5 高齢者の幸福