学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 黒木 保博 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 日本における子育て支援の在り方―子育て支援センター利用者の声から考える― |
内容 | 現在日本は、児童虐待が増え続けているが、その原因の一つとして少子化や核家族化など子育てを取り巻く環境が大きく変化しているということが挙げられる。そうした変化の中で身近に相談する人がいなかったり育児に触れる機会が減っていたりすることで、子育て家庭の親が孤立化してしまい、子育てに対する不安や不満が増え、ストレスをより一層感じるようになり児童虐待へと繋がることがあると考えられる。そこで親を社会から孤立させず地域で支えていくことが大切だと考えた。この論文では児童虐待・育児不安の現状を明らかにした上で、地域での子育て支援に焦点を当て、実際に地域子育て支援拠点事業の一つである子育て支援センターの利用者にアンケート調査を行い生の声を聞いた。それらを参考にして子育て家庭が抱える育児不安を少しでも軽減し、地域で安心して子育てができる環境をつくっていく支援策を考えていく。 |
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講評 | 黒木ゼミでは卒業論文発表会を実施している。2017年1月7日土曜日、9時20分に新町尋真館41番教室に集合し、オリエンテーションの後、9時40分から一人20分の持ち時間で17時まで実施した。この目的は、1)卒論提出者はもう一度卒論を見直して、まとめ、自己評価をすること、2)ゼミでは相互に発表し合い、質問し合ったが、最終的に相互評価をしてみること、3)3回生は4回生の発表を聞くことで、質問することで、卒論作成におけるテーマ設定の難しさ、文献収集の重要性等を具体的に理解できることである。 この発表会には大学院生、卒業生も出席して質問やコメントをしていた。その後、3,4回生、大学院生、卒業生47人が集まり、打ち上げを行った。 18人の発表が終わり、最後にTAからのコメントと黒木からのコメントをした。 1, 例年通り「準備」は二極化した。専門演習クラスにおける卒論作成発表準備取り組み(文献収集、発表内容、レジュメ内容)からの評価となる。準備に時間、エネルギーを費やしていく卒論作成への熱意、積極性に大きな差が出てきた。 2, 着目点のユニークさ、面白さ等から、各自の問題性、課題性が理解できた。今年度は約版数が高齢社会に関するテーマであったが、内容には各自の着目点(視点)が出ていた。 3, 毎年指摘しているが、コツコツと時間をかけ、取り組んでいる卒論は、読んでみればすぐに理解できる。章立てや内容展開等の構成力もしっかりとしており、読み応えがあるものであった。 4, 卒論作成にあたっては、実習体験、見学での参与観察、インタビュー調査等を基礎にすることを奨励している。しかし、現場・現地にも行かずWEB情報を駆使して理解した、わかった(つもり)と思って書いた内容には当然に「格差」があった。 5, つまり、卒論作成のねらいをよく理解して、自分に厳しく、自分を鼓舞して卒論作成に取り組んだ人と、できるだけ自分との戦いを後回しにして「小手先」で書きあげた卒論は自ずと訴える内容に違いが出てきたと思われる。 最後に、ゼミ生にこまめに文献指導や作成助言をしてくれたTAのM氏に感謝したい。 |
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キーワード1 | 子育て支援 |
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キーワード2 | 児童虐待 |
キーワード3 | 地域 |
キーワード4 | 育児不安 |
キーワード5 |