学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 黒木 保博 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 過疎高齢地域に対する取り組みの現状―これからの課題を考える― |
内容 | 本論文は、今後より深刻な問題へと発展し、増加していくと考えられる過疎高齢地域に対し現在行われている取り組みから、どの様な課題があるのか明確にしていきたいと思う。Ⅰでは過疎地域の定義付け、人口構成、公共交通機関等の撤退、空き家の問題に焦点を当てる。Ⅱでは、高齢者について多角的に捉え、就労、孤独死、医療介護、買い物難民に焦点を当てる。Ⅲでは、前章までに明らかになった過疎地域と高齢者、双方の問題点を掛け合わせ生じる過疎高齢地域に対する、現在行われている有効的な取り組みと対策を紹介する。Ⅳでは、前章までの内容を踏まえ、筆者の賛同する取り組み、そして今後の課題を示した。筆者が賛同する日本版CCRCや創造的都市というだけでは、住み慣れた地域からの移住の決め手に欠ける。今後の課題は過疎高齢地域に移住者を増やす事のできる対策や取り組みを実施する事が最も重要だと結論付けた。 |
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講評 | 黒木ゼミでは卒業論文発表会を実施している。2017年1月7日土曜日、9時20分に新町尋真館41番教室に集合し、オリエンテーションの後、9時40分から一人20分の持ち時間で17時まで実施した。この目的は、1)卒論提出者はもう一度卒論を見直して、まとめ、自己評価をすること、2)ゼミでは相互に発表し合い、質問し合ったが、最終的に相互評価をしてみること、3)3回生は4回生の発表を聞くことで、質問することで、卒論作成におけるテーマ設定の難しさ、文献収集の重要性等を具体的に理解できることである。 この発表会には大学院生、卒業生も出席して質問やコメントをしていた。その後、3,4回生、大学院生、卒業生47人が集まり、打ち上げを行った。 18人の発表が終わり、最後にTAからのコメントと黒木からのコメントをした。 1, 例年通り「準備」は二極化した。専門演習クラスにおける卒論作成発表準備取り組み(文献収集、発表内容、レジュメ内容)からの評価となる。準備に時間、エネルギーを費やしていく卒論作成への熱意、積極性に大きな差が出てきた。 2, 着目点のユニークさ、面白さ等から、各自の問題性、課題性が理解できた。今年度は約版数が高齢社会に関するテーマであったが、内容には各自の着目点(視点)が出ていた。 3, 毎年指摘しているが、コツコツと時間をかけ、取り組んでいる卒論は、読んでみればすぐに理解できる。章立てや内容展開等の構成力もしっかりとしており、読み応えがあるものであった。 4, 卒論作成にあたっては、実習体験、見学での参与観察、インタビュー調査等を基礎にすることを奨励している。しかし、現場・現地にも行かずWEB情報を駆使して理解した、わかった(つもり)と思って書いた内容には当然に「格差」があった。 5, つまり、卒論作成のねらいをよく理解して、自分に厳しく、自分を鼓舞して卒論作成に取り組んだ人と、できるだけ自分との戦いを後回しにして「小手先」で書きあげた卒論は自ずと訴える内容に違いが出てきたと思われる。 最後に、ゼミ生にこまめに文献指導や作成助言をしてくれたTAのM氏に感謝したい。 |
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キーワード1 | 過疎 |
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キーワード2 | 高齢化 |
キーワード3 | 取り組み |
キーワード4 | 日本版CCRC |
キーワード5 | 移住 |