学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 黒木 保博 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 高齢化する地域の課題と支援-統廃合となる公立学校の利活用の実態と今後の課題に向けて- |
内容 | 少子化による公立学校の廃校の現状や廃校の有効活用の必要性が求められている。町が過疎化していき高齢化が進むことにより学校が統廃合となっていく現状にある。そのような廃校等施設を再利用するにあたり国から市町村に国庫補助金が交付されるが、全国に残存する廃校等施設数や未活用の廃校等施設の数等の調査が十分に行われていないのが現状である。文部科学省が全国の廃校等施設数やその活用方法等を調査した報告書を公開してから全国にその活用事例が増えている。日本は将来高齢化率が30%を越えると言われる少子高齢化が進み、増える高齢者数と比べ高齢者施設はその数が不足しているため廃校等施設の高齢者施設への活用が求められると考えられる。Ⅰでは全国の廃校の現状とその理由を述べる。Ⅱでは全国的に廃校となった学校の活用状況や未活用の事例を述べた上で、市町村が交付される国庫補助制度との関係性も述べている。また廃校等施設を活用した場合の活用効果やなぜ廃校活用が求められるのかについても述べている。Ⅲでは廃校等施設を高齢者施設への活用事例またその事例が少ない理由等を述べた上で、今後の課題を提案している。 |
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講評 | 黒木ゼミでは卒業論文発表会を実施している。2017年1月7日土曜日、9時20分に新町尋真館41番教室に集合し、オリエンテーションの後、9時40分から一人20分の持ち時間で17時まで実施した。この目的は、1)卒論提出者はもう一度卒論を見直して、まとめ、自己評価をすること、2)ゼミでは相互に発表し合い、質問し合ったが、最終的に相互評価をしてみること、3)3回生は4回生の発表を聞くことで、質問することで、卒論作成におけるテーマ設定の難しさ、文献収集の重要性等を具体的に理解できることである。 この発表会には大学院生、卒業生も出席して質問やコメントをしていた。その後、3,4回生、大学院生、卒業生47人が集まり、打ち上げを行った。 18人の発表が終わり、最後にTAからのコメントと黒木からのコメントをした。 1, 例年通り「準備」は二極化した。専門演習クラスにおける卒論作成発表準備取り組み(文献収集、発表内容、レジュメ内容)からの評価となる。準備に時間、エネルギーを費やしていく卒論作成への熱意、積極性に大きな差が出てきた。 2, 着目点のユニークさ、面白さ等から、各自の問題性、課題性が理解できた。今年度は約版数が高齢社会に関するテーマであったが、内容には各自の着目点(視点)が出ていた。 3, 毎年指摘しているが、コツコツと時間をかけ、取り組んでいる卒論は、読んでみればすぐに理解できる。章立てや内容展開等の構成力もしっかりとしており、読み応えがあるものであった。 4, 卒論作成にあたっては、実習体験、見学での参与観察、インタビュー調査等を基礎にすることを奨励している。しかし、現場・現地にも行かずWEB情報を駆使して理解した、わかった(つもり)と思って書いた内容には当然に「格差」があった。 5, つまり、卒論作成のねらいをよく理解して、自分に厳しく、自分を鼓舞して卒論作成に取り組んだ人と、できるだけ自分との戦いを後回しにして「小手先」で書きあげた卒論は自ずと訴える内容に違いが出てきたと思われる。 最後に、ゼミ生にこまめに文献指導や作成助言をしてくれたTAのM氏に感謝したい。 |
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キーワード1 | 少子高齢化 |
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キーワード2 | 廃校等施設 |
キーワード3 | 廃校活用 |
キーワード4 | 国庫補助制度 |
キーワード5 |