学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	空閑　浩人	年度	2017年度
タイトル	大人のADHDと就労支援―ADHD特性を個性として受け入れる―

内容	本論文は、発達障害の１つであるADHDのとりわけ大人の就労支援について論じる。ADHDの症状は一見すると誰もが当てはまりそう内容だ。しかし、その症状によって当事者達は、職場で困難を抱えている。以前に比べ注目される機会が増えた発達障害だが、実際に発達障害について充分な知識を持ち、彼らのために環境を整備している企業がいくらあるだろうか。まだ完全には理解されていない障害だからこそ、ADHD当事者とその周囲の人が不自由なく働くためには、ADHDそのものをしっかり理解し、それぞれの症状に対処していくしかない。ADHD特性を受け入れ、上手く付き合っていくために当事者と周囲の人ができることは何か明らかにしていく。

講評	発達障害の一つであるADHDを取り上げたものである。ADHDの特性と当事者が働きやすい職場環境整備について論じられている。当事者の立場や経験に徹底して寄り添った論考は、就労を含めた多様な社会参加のあり方への可能性に満ちた意義ある内容である。

キーワード1	個性
キーワード2	適材適所
キーワード3	生きづらさ
キーワード4	需要
キーワード5