学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	空閑　浩人	年度	2017年度
タイトル	なぜ犯罪は起きるのか―その背景と現象の可能性を探る―

内容

大半の人が普通に生活しているにもかかわらず、不適切な行動をとってしまう人はいる。あまり馴染みのない人達だからこそ、彼らは何を考えて犯罪に走るのか、どういった背景があるのかなどを見たいと感じた。また、犯罪を少しでも減らすために何をするべきか、何ができるのかを示す。 まず最初に、犯罪の推移や特徴など状況を簡単にまとめる。世界主要各国との特徴の比較も入れる。第２章から本題に入り、なぜ犯罪が起きるのかを考える。大きく「環境が影響する場合」「体験が影響する場合」に分け、適度に事例も交えて考察する。また、文献を読む中で出てくる理論や実験をまとめる。終盤では、犯罪を減らすために何ができるのかについて考察する。家庭、地域・社会レベルでそれぞれ何ができるのか、また、被害者支援の方法や現状についても述べる。 以上のように、本稿では犯罪を起こしてしまう人の心理的な変化や思考を明らかにする。そしてこれらを通じて、犯罪を減らすためのアプローチまで明確に示すことを目指す。

講評	人が犯罪に走る背景を探り、そこから犯罪を減らすための手立てについて社会福祉の視点から論じたものである。環境が人の行動に与える影響という視点からの犯罪の発生に関する丁寧な分析から、安心・安全の暮らしを可能にする地域や社会のあり方が示されている。

キーワード1	犯罪
キーワード2	対策
キーワード3	被害者支援
キーワード4
キーワード5